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「ムリ・ムラ・ムダ」のない
工事を進めるために
先輩の指導を受けながら
経験を積み重ねていきたい。
小森 滉也 Hiroya Komori
施工管理/プラント建設部
電気電子工学科卒/2018年入社
PROFILE

入社後2ヶ月間の新入社員研修を経て、施工管理の仕事に従事。停電時に電気を供給する非常用発電設備の据え付け工事を担当している。現在は巨大ターミナル駅に建築中の大規模ビル案件に携わり、現場にて研鑽を積んでいる。

Q.入社のきっかけは?

中学生の頃から機械が好きで、特に歩きながらでも音楽を聞くことができる携帯型の音楽再生メディアに興味を持っていました。そんな背景があって大学でも電気関係のことを学び、当初は家電メーカーへの就職を考えていました。しかし、長い先のことまで真剣に考えると、より将来性のある事業を営む会社を探す必要があると思うようになり、方向転換を模索。ちょうどそんな時に、合同企業説明会で第一テクノと出会いました。施工管理の仕事は初めて知りましたがやりがいや達成感も大きく、会社の将来性もさることながら施工管理という仕事にも興味を惹かれて応募することにしました。面接でもざっくばらんな社風であると感じられ、自分に合った雰囲気の会社だと思ったので、入社を決意しました。

Q.担当業務について教えてください

災害などなんらかのトラブルによって停電になった時に、建物に電気を供給することのできる非常用発電設備を据え付ける仕事をしています。実際の作業自体は協力会社の技術者にお願いするので、私たちの役割は施工管理です。まだ、入社してから日が浅く、経験は多くありませんが、いま担当している物件は巨大ターミナル駅に建築中のビルです。下層階に商業施設が入り、上層階はオフィスビルになる高層ビルで、じつは担当になる前から、新築工事が行われていることを知っていたような有名な高層ビルです。配属されたあと、新人教育担当の先輩に付いてこの物件の施工図・書類作成を手伝い、その後、現場で実際に施工管理をすることになりました。当初はわからないことも多かったのですが、先輩に指導してもらいながら経験を積み重ねているところです。

Q.第一テクノはどんな雰囲気の会社?

入社前の面接時に感じた、ざっくばらんな雰囲気は、まさにその通りで、毎日楽しく仕事ができています。年1回の社員旅行も楽しみで、入社1年目は山陰、2年目は北海道に行きました。とくに先輩とお酒を酌み交わしながら話すと「今だから語れる苦労話」をたくさん教えてくれて、「こんなに凄い先輩でも、たくさんの苦労を経験してきたんだ」と勇気をもらえましたね。学生時代の友人たちと話すのとはまた違う社会人ならではのリフレッシュを経験することができました。ふだんも先輩と飲みに行く機会はありますが、社員旅行では部署が異なるためあまり話すことのない社員とも交流できるので、とても有意義な時間を過ごすことができますし、風通しのよい会社だと実感します。

Q.壁にぶつかることは?

まだまだ経験が不足しているので、勉強することも多くあります。第一テクノでは、法律や品質の観点から施工現場をチェックするパトロールを定期的に行っているのですが、そこで私の知識不足から指摘されたことがありました。先輩と密に相談して進めなければならなかったと反省しているところです。とくに難しいのは、建築現場では非常用発電設備の設置工事だけが行われているわけではないということです。たくさんの工事が同時並行で進められているため、他業者と調整しているにもかかわらず図面通り配管を取り付けようとすると、既に別の機器の配管が通っていて、図面通りに施工できない、などといったことがあります。そこで、施工管理担当者が判断して、別の方法を考えなければなりません。おそらく経験を積めばわかることだと思うのですが、それも施工管理の難しさであり、面白さでもあると感じています。

Future goals
今後の目標を教えてください

協力会社の技術者と協力しながら「ムリ・ムラ・ムダ」のないように仕事を進めて、施工の品質をさらに高めることです。施工管理の仕事の重要なポイントは、安全、品質、工程、原価の4つを管理することですが、このポイントを押さえていないと、「ムリ・ムラ・ムダ」が発生してしまいます。言葉で言うのは簡単ですが、現場でこれを実践しようとすると、なかなか難しいと感じます。例えば、作業に必要な資材の発注は、施工管理の仕事の一つですが、発注のタイミングが少し遅れるだけで、必要な資材が必要な日に届かない、といった事態が発生します。すると、「ムダ」が発生してしまうのです。その遅れを取り戻そうと協力会社の技術者に「ムリ」な指示を出すと、仕上がりに「ムラ」が生じてしまいます。先輩は「ムリ・ムラ・ムダ」のない工事をしているので、そこに追いつくことが今後の目標です。